地区の将来イメージと配色パレット

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 清水港は、各地区の将来像をカラー計画の方針を定め、地区イメージをコンセプトとして、カラーパレットを作成しています。
 進化する港湾機能の変化を見据え、先取りしたカラーイメージを設定することによって、立地企業の施設・工作物の配色デザインを決定し、清水港の風景を創り上げました。
 また、港湾機能による分区毎のデザインによるバージョンアップを図ってまいりました。
 特に、人の集まる日の出地区から中景として視認できる対岸の三保地区等は、タンク、ベルトコンベアー等がテクノスケープとしての魅力を持っており、これを「見られる景観」として作り上げようとする各事業所の努力は、本社への予算要求等を含め並々ならぬものがありました。
 計画策定以来、産業一辺倒であった清水港から日の出や江尻地区の賑わい、憩い地区として、貯木場地区から折戸地区などと必要に応じて計画の見直し、バージョンアップを図ってまいりました。
 特に日の出地区は、平成19年静岡景観条例制定の折、地権者の合意を得、静岡市景観重点地区となりました。
各地区のカラー計画の方針
(新興津・興津・袖師第一埠頭の例)
 港湾荷役活動が24時間フル稼働しています。
 日本平、夢テラス、船越堤などの眺望地点からの風景を美しく見せるため、屋根の色はエメラルドグリーン(日の出地区)からブルーのグラデーション(階調性)がとられ、これをベースカラーとして設定しています。