合意形成
― 持続的地域づくりは、主体的な仕組みづくり ―

自発的な取組みと負担のない地域貢献の仕組み
定期的な維持更新に合わせた景観アドバイス

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 「自らの地域を自らにより良く、美しくする」ためには、自発的な取組みのひとつとして負担のない地域貢献の仕組みシステムが求められます。
 景観形成のために補助金や減税制の支援がある自治体等もありますが、当色彩計画では、港湾関連事業者は、5年~7年ごとに自社の施設・工作物の塩害防止、耐震化等のための定期的な維持管理を行うことに着目、この時期を捉え、企業意向を尊重しながら、環境デザイン、景観的観点から色彩、デザイン、素材、レイアウト等の協議、アドバイスを行う体制を充実してきました。
 現在では、この取り組みが浸透し、年々届け出案件が増加してきたことにより、月1回の色彩相談会を開催しています。色彩計画の事務局である静岡市経済局海洋推進本部では、随時受付、提出資料の確認を行い、アドバイザー会議へ指導、助言を求める仕組みです。
推進協議会
 港湾関連企業、自治会・市民代表、国・県・市行政機関トップ、学識15名により清水港の現況、将来ビジョンの情報共有、実現性を明確化。
アドバイザー会議
 清水港を取巻くプロジェクトをテーマに、2か月に1回、国・県・市行政関係者の情報共有、相互理解、連携力により推進力を向上させています。