色彩の魅力
― 色は電磁波長 ―

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 私たちの生活は色に囲まれています。なぜ一つ一つにその色が使われているのか考えた事はありますか。色は、私たちが思っている以上に人の心の働きに影響を与えています。
 色は国際的に同じで記号で表すことができますが、文化によって心理的に受ける影響は多少異なります。このことは追ってご紹介します。
 実は無意識に私たちは、色に誘導されています。生理や心理作用を共に把握する事が、色を上手く使うコツです。色彩の作用、使い方を理解し、その効果的なその時の場所や状況、モチベーションに合った色が選べるように、それぞれの色の働きやどのように人に影響するのか学んでみて下さい。
 電磁波のうち、ヒトの目で見える波長を可視光といいます。
 視光は、約810nmから380nmまでの波長範囲、振動数でいえば4×1014~8×1014Hz程度の電磁波であり、この範囲で波長が短くなるに従い、赤、だいだい、黄、緑、青、あい、紫の順に色がついて見えます。(ただし、目に見える波長範囲や色の感覚は観測者によって個人差があります。)